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<宇宙エレベーター>南相馬で実験 ロボット落下、地上軟着陸に成功

高さ90メートルから落下し軟着陸した高機動ロボット(右下)
昇降機に搭載され「宇宙エレベーター」を昇る高機動ロボット(下)

 宇宙と地上を結ぶ「宇宙エレベーター」に見立てたケーブルから小惑星探査用のロボットを落下させ、地上に軟着陸させる実験が14、15日、南相馬市萱浜の福島ロボットテストフィールド実証用地であった。
 宇宙エレベーター協会(東京)などが実施した。15日は高さ100メートルのバルーンからつり下げたケーブルを伝って、3.8キログラムの4輪高機動ロボットを載せたクライマー(昇降機)が上昇。高さ約90メートルの地点からロボットをパラシュートで落下させた。
 2回の実験でパラシュートが開き、ロボットはバウンドしながら目的地に軟着陸した。ロボットはその後自走する予定だったが、着陸時の向きなどから動かなかった。
 「宇宙エレベーター」は宇宙と地上とを約10万キロメートルのケーブルで結び、ロケットに頼らずに物資や人員を運ぶ計画。将来的に宇宙に放出するロボットを小惑星に軟着陸させることも目指す。
 協会の大野修一会長は「ロボットは起き上がれなかったが、世界初と言える実験は成功した。ロケットの百分の一以下の単価で安全に宇宙に行けるよう、こうした特別許可の場で技術を蓄積したい」と話した。
 10月6〜8日には「宇宙エレベーター競技会」が同所で初めて開かれる。


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2018年08月16日木曜日


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