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Q.「女川にこれからも住みたいですか」中学生9割が「YES」復興通じ郷土愛育つ

女川町中心部の商業施設「シーパルピア女川」=2018年5月

 宮城県女川町が町内の全中学生131人を対象に実施したまちづくりに関するアンケートで、将来は町内に居住する意思を示した生徒が全体の9割に上った。東日本大震災からの町の復興を間近に見て育った世代で、強い郷土愛が育まれていることがうかがえる。
 アンケートは本年度中に策定する町発展計画に中学生の意見を取り入れようと企画。町唯一の中学校の女川中で実施し、123人(93.9%)が回答した。
 居住意向を尋ねる設問では「ずっと住みたい」と答えた生徒は17%、「就職の時には戻りたい」が11%だった。就職などで町を離れても「いつかは戻りたい」との回答は62%だった。
 町への愛着を聞いたところ、「好き」「少し好き」が計75%。「好きではない」「あまり好きではない」は計4%にとどまった。
 居住希望の生徒からは「古里に少しでも貢献したい」という意欲的な意見や「人間関係が深く、住みやすい」との評価、「将来どんな女川になるのか気になる」などの声が寄せられた。
 町を離れる意思を示した生徒(11%)からは「就職や進学の選択肢を広げたい」「(町内に)遊ぶ場所がない」などの意見が出た。
 一方、就職先の希望に関しては87%が町外を希望。県外が28%で最も多く、石巻市(25%)、仙台市(19%)が続いた。女川町内にやりたい仕事が「ある」と答えた生徒は20%、「ない」は34%に上った。
 町企画課の担当者は「女川にも多様な働き方や起業できる環境があることを知ってもらう必要がある。教育や産業など各分野が連携した取り組みを考えていきたい」と話す。
 アンケートは5月中旬に実施。発展計画は本年度終了の復興計画の後継となる。アンケート詳報は町ホームページで公表している。


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2018年08月17日金曜日


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