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<甲子園>金足農、響かせろ「全力校歌」 試合後の斉唱注目集める

2回戦で大垣日大(岐阜)を破り、全力で校歌を斉唱する金足農ナイン=14日

 甲子園で23年ぶりに2勝を挙げた金足農の試合後の校歌斉唱が注目を集めている。上半身を大きく反らせて大声で歌う姿は「全力校歌」と呼ばれ始めた。
 歴史は昨年夏の秋田大会からとまだ浅い。選手によると、当時の3年生が主体となり、勝った喜びと対戦相手への敬意を表現するため始めたという。
 佐々木主将は「プレーも校歌斉唱も常に全力がモットー。特別なこととは思っていない。どんな理由でも金足農に興味を持ってくれることはうれしい」と話す。勝ち進むごとにスタンドのファンからは「歌い方が格好いい」「一生懸命さが伝わってくる」という声が上がった。
 同校OBでもある中泉監督は「昔はやらなかったが、選手たちが自発的に取り入れたのは人間として成長している証しだ」と目を細める。部の父母会会長で、主戦吉田の父正樹さん(42)も「プレー以外の面も見てもらえるのはいいこと。伝統として定着させてほしい」と語る。
 17日の3回戦は優勝候補の横浜と対戦する。「勝って全力で校歌斉唱をする」(佐々木主将)。ナインの思いは一つだ。(大谷佳祐)

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 東北勢で唯一勝ち残っている金足農(秋田)は17日、横浜(南神奈川)と8強入りを懸けて3回戦に臨む。チームは16日、大阪府豊中市内のグラウンドで2時間、練習した。
 2戦で27奪三振の快投を見せている主戦吉田はブルペンに入り、変化球を中心に約60球を投げた。「疲れはなく調子はいい。まだ使っていない球種もあるので直球を決め球に完封したい」と話した。野手陣は打撃練習などで汗を流した。
 春夏合わせて5度優勝の横浜に対し、中泉監督は「犠打を絡めたそつのない攻撃で4点は取りたい。後はエースに託す」と話した。


2018年08月17日金曜日


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