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曲げわっぱの文化発信 大館駅前に複合施設オープン

曲げわっぱ製作体験の参加者にかんながけを教える柴田社長(中央)

 伝統工芸品「大館曲げわっぱ」を製造・販売する柴田慶信商店(大館市)は、同社から歩いてすぐのJR大館駅前に、曲げわっぱの展示販売や製作体験を楽しめる複合施設「わっぱビルヂング」を開設した。カフェや共用オフィスも入り、曲げわっぱの文化を発信しながら、大館の街ににぎわいを創出する新たな拠点となることを目指す。
 11日にオープンし、1階の展示販売スペースには同商店の曲げわっぱ製品や世界の曲げ木作品など約50点が並ぶ。製品の手入れや修理の相談も受け付ける。併設されたワークショップスペースで、曲げわっぱの弁当箱や皿を作って持ち帰ることができる。
 15日は製作体験に6人が参加した。お湯で温めた木を円状に曲げトンカチで木をはめ込む作業などを行った。東京から家族で訪れ、弁当箱を作った小学6年生の真城美春さん(11)は「大変だったけど自分なりにうまくできた。家で早く使いたい」と笑顔で語った。
 柴田慶信商店は昨年8月に、2階建て空きビルを購入。わっぱビルヂングに改修した。
 ビルには地元出身の姉妹が経営するカフェ「スイッチカフェ」、丸く輪になってつながるという思いを込めて「マルーワ」と名付けた共用オフィス、人事評価のサポートを行う「あしたのチーム」(東京都)のサテライトオフィスも入る。
 同商店2代目の柴田昌正社長(45)は、わっぱビルヂングが人を呼び寄せ、街に活力をもたらす場となることを思い描く。「わっぱビルがあるから大館に行きたいと思ってもらえるような場所にしたい」と語る。
 曲げわっぱの製作体験は予約制で、営業時間内(午前10時〜午後5時半)に行う。火曜定休。連絡先は柴田慶信商店018(659)7123。


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2018年08月18日土曜日


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