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<甲子園>金足農4強 一丸の勝利「この試合は宝物だ」快進撃にスタンド沸く

金足農が逆転サヨナラ勝ちを決め、沸き上がる一塁側スタンドの応援団=18日、甲子園

 公立農業校の快進撃にスタンドが沸いた。甲子園球場(兵庫県西宮市)で18日に行われた全国高校野球選手権大会の準々決勝で、金足農(秋田)が近江(滋賀)に3−2で逆転サヨナラ勝ちし、34年ぶりに準決勝へ進んだ。節目の第100回大会で、第1回大会で準優勝した秋田中(現秋田)以来となる秋田県勢の決勝進出はなるか。20日の日大三(西東京)戦に応援団の期待が高まった。

 金足農の一塁側スタンドはバス7台で駆け付けた生徒や保護者、卒業生ら約240人が集まり、スクールカラーの紫色で染まった。農業系の学科がある縁で有馬(兵庫)のブラスバンド部員42人も加わり、応援を盛り上げた。
 試合は1−1の六回に1点を勝ち越される展開となったが、応援団は「金農頑張れ。勝負はここからだ」と声をからした。ナインは声援に応えて九回に無死満塁の好機を築き、斎藤璃玖(りく)選手が三塁前にスクイズ。三走高橋佑輔選手と二走菊地彪吾(ひゅうご)選手が生還した。
 斎藤選手の父智巳さん(42)は「バントが得意なので決めてくれると信じていた。吉田輝星(こうせい)投手も(2失点完投と)よくしのいだ。チーム一丸でつかんだ勝利だ」と笑顔。吉田投手の祖父理正さん(70)も「最後までよく耐えた。この試合は宝物だ」と感無量の様子だった。
 今大会の8強のうち金足農以外の7校は私立校。応援席で観戦した佐竹敬久秋田県知事は「全国の公立校、農業校に勇気を与える勝利だ」とたたえた。
 第1回大会の決勝で秋田中が京都二中に1−2の延長十三回サヨナラ負けを喫した雪辱を果たす舞台まで、あと1勝。吉田投手の父正樹さん(42)は「明日(19日)は休養日なので、リフレッシュして日大三に挑んでほしい」と話した。


2018年08月19日日曜日


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