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<ラグビーW杯>復興の象徴へスクラム熱く 釜石鵜住居スタジアム完成

完成したスタジアムで繰り広げられた熱戦に、大勢の観客が大漁旗を振って声援を送った

 2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の会場として釜石市が整備した「釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアム」が完成し、記念イベント「リポビタンD釜石鵜住居復興スタジアムオープニングDAY」が19日開催された。来場した約6500人が、東日本大震災からの復興のシンボルとなる競技場の門出を祝った。
 国内12会場のうち唯一の新設で、津波で全壊した鵜住居小と釜石東中などの跡地約9ヘクタールに立つ。座席は6000席を備え、本番では仮設1万席を増設する。総事業費は約39億円を見込み、岩手県と市が計約8億円を負担。残りを復興交付金などで賄う。
 野田武則市長は「震災から7年5カ月、多くの温かいご支援のおかげで釜石は着実に復興している。ラグビーの素晴らしさ、人の絆、希望を世界に発信するスタジアムにしたい」とあいさつした。
 鵜住居小3年のときに被災した釜石高2年洞口留伊さん(16)が、スタジアムの「キックオフ」を宣言。「大好きな釜石のまちで、大好きなラグビーの国際大会が行われる。そして、釜石は世界とつながる」と述べた。
 こけら落としでトップチャレンジリーグの釜石シーウェイブスとトップリーグのヤマハ発動機が対戦し、ヤマハが29−24で勝利。ともに日本選手権7連覇を達成した新日鉄釜石と神戸製鋼のOB戦、歌手平原綾香さんや人気グループ「EXILE(エグザイル)」メンバーと釜石東中生徒らによるパフォーマンスもあり、観客を沸かせた。
 W杯は19年9月20日に開幕する。釜石では「フィジー対ウルグアイ」「ナミビア対敗者復活予選優勝チーム」の2試合を予定している。


2018年08月20日月曜日


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