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<甲子園>金足農・佐々木主将 病乗り越えチームけん引「粘り強い野球貫き頂点へ」

準々決勝の近江戦で試合を振り出しに戻すスクイズを決める佐々木主将

 甲子園球場(兵庫県西宮市)で20日に行われる全国高校野球選手権大会の準決勝で、金足農(秋田)が秋田勢103年ぶりとなる決勝進出を懸けて日大三(西東京)と対戦する。佐々木大夢(ひろむ)主将(3年)は甲状腺の病気と闘いながら野球を続けてきた。「粘り強い野球を貫いて頂点まで上りたい」と大旗へ意欲を見せる。
 体調に異変を感じたのは1年の夏。急激に体力が落ち、練習についていけなくなった。体重も10キロ近く減り、夜中に何度も目が覚めるようになった。
 その冬にバセドー病と判明。一度は野球を諦めかけたが、中泉一豊監督から「焦らず自分のペースで戻ってこい」と励まされてマネジャーに転身。投薬治療を受けながら戦列復帰を目指した。
 2年夏の秋田大会は記録員としてベンチ入り。新チーム誕生と同時に全体練習に復帰し、中泉監督から努力する姿や人間性を評価されて主将を任された。
 病状も落ち着き、2年の秋の県大会から選手として出場。今夏の秋田大会は打率5割3分8厘でチームトップの好成績を上げた。甲子園でも準々決勝の近江(滋賀)戦で五回に試合を振り出しに戻すスクイズを決めるなど、勝利につながるプレーを見せてきた。
 悲願の頂点まであと二つ。「病気で苦しんでいた時、支えてくれた人たちのためにも日本一になる」と意気込む。


2018年08月20日月曜日


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