秋田のニュース

<金足農>測量、伐採やジャム作りに家畜の飼育…学業も多忙 農業高ならではの実習に汗 冬は「地獄」合宿も

 全国の農業高、公立校の希望の星となった金足農。創立90周年の伝統校で、ナインたちは実業高ならではのさまざまな実習に取り組みながら野球を続けてきた。
 吉田投手は環境土木科に所属。測量法などを学ぶ。菊地彪選手は造園緑地科で木の伐採や公園の設計について学習している。
 準々決勝で逆転サヨナラスクイズを決めた斎藤璃玖(りく)選手は食料流通科。ビニールハウスで栽培したイチゴやブドウで作ったジャムは、学園祭で販売して大好評だ。生物資源科の高橋佑輔選手は畜産を専攻し、ニワトリや豚を飼育する。
 学業で忙しい中、決勝まで勝ち上がる力を養えたのは伝統の厳しい冬の合宿のおかげだ。 1月上旬、学校に1週間泊まり込んで早朝5時半から走り込む。足腰を鍛えるため、膝元まで積もった雪道で選手を肩車して走る。野手は吹雪の中でノックも受けた。誰もが「地獄だった」と口をそろえる合宿だが、菅原天空(たく)選手は「これを乗り越えれば一皮むけると信じていた」。
 菅原選手の父でコーチの天城(たかき)さん(42)=潟上市職員=は「合宿の成果は、甲子園で連戦を勝ち抜くのにつながっている。あとはてっぺんを取るだけ」と期待する。佐々木大夢(ひろむ)主将は「公立校、農業高の代表としても全国の期待に応えたい」と最後の一戦へ力を込めた。


2018年08月21日火曜日


先頭に戻る