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<甲子園>金足農の白河関越え 期待熱く 2000人が声からし応援

金足農が初の決勝進出を決め、歓声を上げる一塁側スタンドの応援団

 甲子園球場(兵庫県西宮市)で20日に行われた全国高校野球選手権大会の準決勝で、金足農(秋田)が日大三(西東京)を下し、頂点にあと1勝と迫った。「ついに優勝旗が白河の関を越える」。東北勢初の甲子園制覇を懸けた21日の大阪桐蔭(北大阪)戦に応援団の期待が高まる。
 金足農の一塁側席には生徒や保護者らに加え、卒業生や高校野球ファンが続々と訪れた。約2000人まで膨れ上がった応援団がスタンドを埋め尽くした。
 一回に4番打川和輝選手の左前適時打で先制すると、スタンドは一気に沸き立った。2−1と迫られた九回は、マウンドの吉田輝星投手に向け、手拍子とともに「吉田!吉田!」とコールして背中を押した。
 金足農は1984年に準決勝でPL学園(大阪)と対戦し、八回に逆転を許して敗れた。当時の主戦投手の会社員水沢博文さん(52)は吉田投手が八回のピンチを1失点だけでしのぐと、「34年前の甲子園での借りを返してくれた。最高です」と目頭を押さえた。
 「金足農野球」に魅了されているのは東北だけではない。甲子園のオールドファンの心も捉えている。観戦歴50年以上という京都府長岡京市の無職山本裕彦さん(61)は「懸命なプレーが応援したくなる気持ちをかき立てる。日を追うごとに金足農への声援が大きくなっていると実感する」と話した。
 東北勢の初優勝まであと1勝。水沢さんは「選手たちは秋田の歴史を塗り替えた。この勢いで深紅の優勝旗を秋田に持ち帰ってきてほしい」と期待を込めた。


2018年08月21日火曜日


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