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<仙台空港>運用時間延長正式表明 名取、岩沼両市、経済効果など説明求める

 宮城県が仙台空港の運用時間延長を目指し、名取、岩沼両市と協議に入ることを正式に表明した21日、2市のトップや住民らは県に丁寧な説明を求めた。経済団体は「産業がさらに発展する」と歓迎し、新規路線の就航や増便を期待した。
 地域経済への好影響を見込む県に対し、名取市の山田司郎市長は時間延長の必要性に理解を示しながら、「市への経済効果など具体的な大義は県から示されていない」と指摘した。
 岩沼市の菊地啓夫市長も「空港の発展はわれわれも願っており、一緒に歩みたい。市への経済効果も十分考えてほしい」と強調。騒音や渋滞などの課題に言及し「空港周辺の生活環境にあまり影響を出さないようにしてほしい」と注文を付けた。
 名取市の住民でつくる同市仙台空港周辺対策協議会の大友昇会長は「なぜ運用時間の延長が必要なのかをしっかりと聞きたい。地域の発展に向け、空港の将来像を示してほしい」と話し、県の説明を見極める姿勢をにじませた。
 東北経済連合会の小野晋常務理事は「国内外の航空会社に選ばれる空港になり、国際定期便の誘致拡大につながる。交流人口や空港貨物の増加も見込まれる」と歓迎する。
 2044年度に旅客数550万人の目標を掲げる運営会社の仙台国際空港(名取市)。岩井卓也社長は「2次交通の充実・拡充などで課題はあるが、県の発意を前向きに受け止めている」との認識を示した。


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2018年08月22日水曜日


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