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被災の南三陸消防署着工 移転新築へ安全祈願祭

工事の安全を祈り、くわ入れを行う佐藤町長

 東日本大震災で被災した南三陸消防署の移転新築工事の安全祈願祭が21日、建設地の南三陸町志津川新井田の中央団地内であった。完成は来年3月末の予定。気仙沼・本吉広域消防本部管内で被災した消防施設で最後の復旧工事となる。
 関係者56人が出席して神事を執り行い、工事の安全を祈った。同消防本部副管理者の佐藤仁町長は「地域の消防拠点が町の中心部にできることは、町民の安心につながる」と述べた。
 新庁舎は鉄筋平屋のコンクリート造り。床面積約930平方メートル。3、5階建ての訓練塔や地下式防火水槽も整備する。総工費は5億2920万円。
 南三陸消防署は津波で志津川御前下にあった庁舎が全壊。町総合体育館周辺に設置したトレーラーハウスなどを経て、2013年から志津川沼田の仮設庁舎で業務に当たっている。
 吉田一元署長は「関係者の協力で、この日を迎えられた。震災で殉職した天国の同僚に、ここまで来たという思いを伝えたい」と話した。


2018年08月22日水曜日


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