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<JR山田線>宮古−釜石間で試験走行開始 線路、橋の強度確認

試験走行のため、建て直された鵜住居駅のホームに入線するディーゼル機関車

 東日本大震災で被災し、復旧工事を進めていたJR山田線の宮古−釜石間(55.4キロ)で21日、JR東日本による試験走行が始まった。車重65トンのディーゼル機関車を走らせて線路や橋の強度を確認する。検査を経て施設は来年2月、岩手県などが出資する第三セクターの三陸鉄道(宮古市)に移管される。
 この日は機関車が大槌−釜石間約3キロを時速5〜45キロで1.5往復し、線路の安全を確かめた。試験走行は9月まで計7回実施する。来年1月には旅客列車による試運転も行う。
 宮古−釜石間は震災の津波で線路が約8.5キロにわたって流失し、7駅が損壊した。
 このうち磯鶏(そけい)(宮古市)など3駅は8月中に復旧工事が完了。残る駅も9月までに復旧工事を終える。さらに「八木沢・宮古短大」「払川」(宮古市)の両駅も新設する。
 建て直された鵜住居(うのすまい)駅は鉄骨平屋で約20平方メートル。2019年ラグビーワールドカップ日本大会では、会場の一つ「釜石鵜住居復興スタジアム」の最寄り駅になる。窓ガラスにはラグビーボールがデザインされた。
 来年2月の移管後は、三鉄が実際の運行を想定して訓練運転を実施。3月23日に現行の南、北リアス線と統合してできる「リアス線」(163.0キロ)の営業運行を始める。
 JR東日本盛岡支社の小林宏基設備部長は「工事は順調に進んでいる。スムーズに移管できるよう安全確認に取り組み、地域に愛される路線にしたい」と話した。


2018年08月22日水曜日


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