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<金足農準V>秋田・学校体育館で500人声援「よくやった」

3回表、右犠飛で1点を返し、盛り上がる生徒ら

 秋田市の金足農体育館では21日、生徒と市民500人以上がスクリーンに向かって声援を送った。東北勢初の優勝はならず、涙する選手の姿が映ると「よくやったよ」「ありがとう」とねぎらいの言葉が飛んだ。
 反撃ムードが膨らんだのは三回表、佐々木大夢主将の右犠飛で1−3と追い上げた場面。逆転劇を信じて熱気が高まった。
 だがプロ注目の選手がそろう大阪桐蔭に突き放され「やっぱり、強いな」とため息が漏れた。1−12の六回裏、吉田輝星投手が今夏初めて降板すると、奮闘をたたえる拍手が広がった。
 最前列で見守った3年伊藤英寿さん(18)は「粘り強く戦い、意地を少しでも見せられた」と称賛した。
 伊藤さんは打川和輝、斎藤璃玖両選手と食品流通科の同級生。ボクシング部員で、今月の東海インターハイにライトウエルター級で出場した。野球部の大活躍とともに「忘れられない学生最後の夏になった」と振り返った。
 決勝の試合後、負けて歌えなかった校歌を生徒と卒業生が合唱した。1年渡辺壮真さん(16)は「全国で2校しかできない経験をさせてもらった」と話した。
 松田聡教頭は3回戦横浜戦や準々決勝近江戦の逆転劇を挙げて「奇跡的な勝ち方はいま思い出しても涙が出そうだ。幸せなことに何度も校歌を歌った。全国から応援していただき、大変感謝している」と語った。

[金足農高]秋田市金足追分にある秋田県立の農業高校。1928年に県立金足農業学校として創立し、ことし90周年を迎えた。男女共学で生徒518人(男263人、女255人)。生物資源、環境土木、食品流通、造園緑地、生活科学の5学科。県内外の企業と連携し、弁当やカレー、菓子パンなどの商品開発に力を入れている。甲子園大会には今回を含め夏6回、春3回出場。夏に初出場した84年の4強がこれまでの最高。著名な卒業生に豪風関(大相撲)、石山泰稚投手(プロ野球ヤクルト)ら。


2018年08月22日水曜日


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