秋田のニュース

<金足農準V>「練習通りの成果出た」中泉監督、ナインねぎらう

ベンチ前で選手に指示を出す金足農の中泉監督

 大舞台の緊張を感じさせない普段着野球を最後まで貫いた。準優勝した金足農の中泉監督は「練習通りの成果が出た。よくやったと思う」とナインをねぎらった。
 「やろうと思えばできることはいっぱいある」。練習の1分1秒を無駄にしない指導が実を結んだ。例えば打撃練習。「ストライクを見逃さない」「強いスイングをする」。一つ一つのプレーに意味を持たせ、実戦につながる感覚を養った。
 象徴的なのが打撃や守備練習と同じように時間を割いた犠打だ。「しっかりと球を捉える意味ではバントもバッティングにつながる」。決勝で三つ決めて、全6試合で22個。準々決勝で逆転サヨナラの2点スクイズを決めるなど、緊迫した場面で小技を武器にする戦いは、打高投低の色合いが濃くなりつつある高校野球界に強烈な印象を残した。
 「本塁打を打ってほしいとは思わない。野手に心理的なプレッシャーを与えるような強くて低い打球を打ってほしい」。相手を追い込む姿勢をたたき込まれた選手だからこそ、どんな状況でも諦めずに自然体で戦えた。
 中泉監督は3年生を「ずらっとしている」と表現する。秋田弁で「物おじしない」の意味。大観衆の聖地で金足農ナインは最後まで堂々としていた。(剣持雄治)


2018年08月22日水曜日


先頭に戻る