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<トップに聞く>仙台中心に出店拡大 自社商品開発通じ差別化/カインズ・土屋裕雅社長

[つちや・ひろまさ]早大卒。1998年入社。取締役、常務などを経て2002年4月から社長。51歳。群馬県出身。

 ホームセンター大手のカインズ(埼玉県本庄市)の土屋裕雅社長(51)が仙台市内で河北新報社の取材に応じた。泉区の旧西友仙台泉店跡地に開業した仙台泉店の特徴や、競争が激化する東北での戦略などを聞いた。(聞き手は報道部・水野良将)

 −7月に仙台泉店がオープンした。

 「カフェとインテリアグリーン売り場を備え、癒やされる店舗にした。大きなDIY工房もある。『DIYやインテリアをどうしようか』などと想像してもらう場になればいい」
 「(併設した)ドッグランの人気も出ると思う。周辺エリアは人口が密集し、10年以上、見続けて出店を狙っていた。複合スポーツ施設にも隣接しており、生活を楽しむモールのような位置付けになっている」

 −東北では宮城県に5店舗、福島県に11店舗ある。

 「東北の最重要エリアは仙台。かつて、仙台に移住しようと思ったぐらい気に入っている。仙台周辺を含めた宮城県内が優先順位としては高い。期間を空けず、宮城で新店をオープンできたらいい。岩手など他県の情報も継続的に集めている」

 −東北の市場の争いが激化している。

 「今までにないデザインや機能の商品を開発し、提供したい。『グッドデザイン賞』やドイツのデザイン賞も取っている。他社とは違うことをやっている、との気概がある」
 「社長に就任した当初は、ナショナルブランド商品をなるべく安く売ろうと考えていたが、『誰でもできることをやるのはどうなんだろう』と思い、方向転換した。今は少なくとも5年後を先取りして、何かをやろうと意識している」

 −東日本大震災からもうすぐ7年半がたつ。

 「震災では仙台港店(宮城野区)が浸水し、古川店(大崎市)は天井が落ちる被害があった。ホームセンターは災害時に必要な物がそろっており、多くのお客さまが来店した。災害時に必要とされていると強く感じた。非常時の備えが求められる業態でもあり、今後もしっかり対応していく」


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2018年08月22日水曜日


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