広域のニュース

<金足農準V>「存分に力発揮」「手本にしたい」大越基さん、若生正広さんら東北の高校野球関係者ら賞賛

 全国高校野球選手権大会で金足農が準優勝した21日、農業を学ぶ公立校の地元選手たちの快進撃が東北関連の高校野球関係者を驚かせた。「夢を見た」「手本にしたい」。東北勢初の優勝こそ逃したが、ねぎらいと健闘をたたえる声が相次いだ。
 1989年夏に準優勝した仙台育英の主戦で早鞆(山口)監督の大越基さん(47)は「犠打を徹底するなどして、持っている力を存分に発揮した」と中泉一豊監督の采配に共感。「東北から初の優勝という夢を見させていただいた」と感謝する。
 2003年に東北(宮城)でダルビッシュ有投手(米大リーグ、カブス)らを率いて準優勝を飾った現在埼玉栄監督の若生正広さん(67)は、吉田輝星投手の快投に目を見張ったという。「疲労がたまる前に大阪桐蔭と戦うか、決勝の前に1日休養日があったら面白かったと思う。いいものを見させてもらった」と笑った。
 横浜、日大三など優勝経験のある強豪を次々と打ち破っての快進撃。春夏合わせて準優勝3回の八戸学院光星(青森)の仲井宗基監督(48)は、強豪に一歩も引かなかった奮闘を「いいゲームだった。吉田君を中心に一つにまとまっていて素晴らしいチーム。手本にしたい」とたたえた。
 秋田勢の決勝進出は103年前の第1回大会以来。当時の準優勝メンバーの信太貞(しださだか)さんの孫で会社員の誠一さん(54)は「第1回も第100回も準優勝。これで終わっちゃいけないというメッセージだ」。100年以上たっても東北勢の悲願であり続ける優勝旗の「白河の関越え」に思いをはせた。


2018年08月22日水曜日


先頭に戻る