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<ピッチサイド>リーダーシップ/MF富田の覚悟と確信

 主将のMF富田のリーダーシップが垣間見えた。
 4−1で快勝した15日のホーム湘南戦。後半から「4−3−3」に布陣を変えた湘南に対し、渡辺監督は「3−4−3」から「3−5−2」に移行して対応。守備のマークを明確にする狙いがあったとみられるが、効果は見えなかった。湘南の中盤の選手が仙台の2トップの間に入るなど動きが広範囲で捉え切れず、ポジションが変わったMF奥埜もサイドへ走る距離が増えてつらそうだった。
 「はまっていない」。そう感じた富田は渡辺監督に最初の布陣に戻すことを進言。指揮官も受け入れた。監督の指示をひっくり返した形だが、富田には覚悟と確信があった。「許されないチームもあるが、ナベさん(渡辺監督)は選手の言葉を受け取ってくれる。ピッチにいる自分たちが発信しないといけない」
 これまで、選手側から監督に状況の打開を提案することは、「ほとんどなかった」と言う。今季も折り返しを過ぎ、終盤の正念場を前に「イエスしか言わないのはどうかと思う。だからこそ、自分たちの発言に責任も持つ」と決意を語る。今後もチームを引っ張ってくれそうな気配が漂っていた。(佐藤夏樹)


2018年08月23日木曜日


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