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<主砲の一ゲキ 山崎武司>奮闘する平石楽天/来季へ若手の育成急務

 6月中旬に平石監督代行体制になって26勝20敗1分けと本当に頑張っている。打順を固定してオーソドックスな戦い方をしてきたから、選手も常にモチベーションを保って試合に臨める。
 8月に入ってややペースダウンし、目標のクライマックスシリーズ(CS)進出は厳しい状況となっているが、ファンも見ているので、最後まで諦めないでほしい。
平石監督代行は、来季に向けて若手の成長も促してほしい。投手では今季3勝している古川、18日のロッテ戦で好投した近藤ら有望株は多い。中でも、将来のエースに期待される藤平は何とか先発の一角として一本立ちさせたい。
 西武は日本人選手をずらりと並べた打線を組んでいる。メヒアでさえ出られるかどうかという布陣だ。それと比較すると、イーグルスは近年、外国人選手への依存度が高く、野手の育成が遅れていると言わざるを得ない。
渡辺直や藤田らベテランが多い内野陣にあって、光明は高卒新人の西巻だ。もっと試合に出場させて、経験を積ませれば二遊間の選手起用に幅が増える。開幕戦で先発し、和製大砲と期待された内田にも来季につながるきっかけをつかませてほしい。中軸打者の育成は急務だ。
 少し気になるのは茂木。16日のソフトバンク戦で左ふくらはぎに死球を受けた負傷により17日に離脱したのは残念だが、これまでも体調不良などでの欠場があった。本来は銀次らの世代に続いて、将来的にチームを引っ張ってもらいたい選手。それだけに、もっとプロ意識を強く持ち、今後はしっかりと試合に出続けられる体調管理を心掛けてもらわないといけない。
8月下旬ともなると監督人事など来季のチームづくりに関心が向く時期になる。平石監督代行は梨田前監督の突然の辞任による緊急登板で重責を果たしている。「好成績で終わった場合は、そのまま正式に監督に」という待望論も出てくるだろう。ただOBとして私見を言わせてもらえば、球団にはしっかり別の新監督を迎えてほしい。
 平石監督代行は選手、コーチとして球団創設以来14年間のチームを知るほぼ唯一の人材だ。成績次第で立場を追われる監督よりも、ヘッドコーチなどの参謀役として長きに渡ってチームの根幹を担い続けてもらいたい。それが長期的なチーム強化につながる。(元東北楽天選手)


2018年08月24日金曜日


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