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<ベガルタ>村林いづみのアディショナルたいむ/絶好調の西村選手 貪欲にゴール決める21歳

<むらばやし・いづみ>仙台市在住のフリーアナウンサー。宮城教育大卒。2007年からJ1仙台の試合中継リポーターを務める。チームマスコットのベガッ太との掛け合いがサポーターに人気。勝利後のヒーローインタビューと祝杯のビールを楽しみに生きる1児の母。青森市出身。

 J1仙台で4年目のFW西村拓真選手が絶好調です。今季はリーグ戦で日本人トップタイの11得点。仙台の生え抜きで最多だった2010年のMF梁勇基選手と既に並びました。自信に満ちあふれた表情には落ち着きと風格を感じます。
 西村選手は昨季、YBCルヴァン・カップで活躍し、ニューヒーロー賞を受賞。今季は開幕当初、マークも厳しくなり、シュートを決められない日々が続きました。そんな時も、ピッチには変わらず自分の課題に取り組む西村選手の姿がありました。今も全体練習を終えても、ずっとボールを蹴り続けています。
 居残り練習に付き合うことの多い福永泰コーチは「今の活躍に驚きはないですよ」と当然の口ぶり。「ゴールを決められるようになったのは、顔を上げられる時間が増えたから。技術に自信を持っているから、顔を上げられるんです」と成長の理由を明かします。
 良く言えばダイナミック、悪く言ってしまうと雑なプレーだった西村選手に、福永コーチは「テクニックを磨くことの大切さ」を伝えてきました。「ファーストタッチにこだわり、相手にとって嫌な場所にボールを置くこと。それができるようになってゆとりが生まれたかもしれない」
 活躍に沸き立つ周囲をよそに、当の西村選手は冷静です。「2桁得点はどうということはないし、やることは何も変わらない。毎試合ゴールを決められるように、と思っています」。もっと喜んでもよさそうなものですが、福永コーチは「それも西村選手らしい」と笑います。「拓真は褒めがいがない。いつも貪欲で、もっとできることはないかと探していますから」
 21歳の目は鋭い光を放ちながらさらなる高みを目指します。サポーターに喜びをもたらす次のゴールが早くも楽しみでなりません。(フリーアナウンサー)


2018年08月24日金曜日


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