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<山形大雨>舟形町役場 地下受電設備が冠水し予備発電でしのぐ 冷房使えず汗だく

約250センチの高さ(右上の白い壁が変色している部分)まで冠水した受電設備=山形県舟形町役場
うだるような暑さの中、冷房の使えない庁舎で仕事をする舟形町の職員

 山形県最上地方を5〜6日に襲った記録的な大雨で、舟形町の町役場本庁舎地下の受電設備が冠水し、使えなくなっている。町は住民サービスに支障が出ないよう、予備の発電機で急場をしのいでいるが、今回に限らず有事の際は災害対策本部が置かれる役場だけに、町は抜本的な対策を迫られている。

 町によると、6日午前2時ごろ、職員が庁舎の地下駐車場が数十センチ冠水しているのを確認。公用車2台を外に出したが、その後も雨水の流入が続き4台が水没。駐車場奥の受電設備やボイラーも故障した。
 要因は1968年建築の本庁舎の構造にある。鉄筋コンクリート地上3階地下1階で、地下へは駐車場に車が乗り入れられるよう路面からすぐ下り坂になっている。
 敷地内には排水溝があり普段は約200メートル離れた最上小国川に流す構造だが、排水が追いつかず、地下部分に雨水がたまった。
 現在は予備の発電機2台を稼働させ、役場内は照明やパソコンなど最低限の電力に使用を限っている。猛暑が続く中でも冷房が使えず、職員は汗だくで働いている。
 町は今月末にも役場敷地内の地上に、仮設の受電設備を設置する方針。12月までに正式の受電設備を設ける。
 これまでの被害額と新たな設備負担で本庁舎関係だけで少なくとも5000万円になりそうだという。
 森富広町長は「庁舎にこれほど被害を受けたことはなかった。災害対策本部を置く場所としてもっと危機管理を徹底すべきで、同じようなことがないよう対策を講じる」と話している。
 一方、町内の道路、農業用施設、農作物の被害も7億1000万円(17日現在)に上った。降り始めからの雨量が290ミリに上る記録的な大雨が原因で、建物被害は住家の床上浸水が3棟、小屋・牛舎が22棟となった。


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2018年08月24日金曜日


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