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<SAMURAI体験>道場で真剣居合術 訪日客に好評

居合を体験する香港のユーチューバーら(村山市提供)=2017年12月6日、村山市の熊野居合両神社
居合術の始祖が祭られている熊野居合両神社=村山市林崎

 国内で唯一、居合の神が祭られている村山市の熊野居合両神社(通称・居合神社)にちなみ、市が真剣を使った居合術体験などを目玉にした旅行商品を開発した。海外で人気の「サムライ」をキーワードに外国人観光客を呼び込むのが狙いで、市観光物産協会が10月以降、旅行代理店に売り込みを図る。

 市によると、参加者は神社併設の道場で居合の有段者から指導を受け、模造刀で居合の形を学ぶ。希望者には、真剣で直径約10センチの畳表の筒を斬る体験メニューも用意する。道着やはかまも貸し出し、神社や道場内での写真撮影も予定しているという。
 居合術は、刀をさやから抜き放つと同時に相手を切りつける技。始祖とされる村山市出身の剣豪、林崎甚助重信は戦国時代、暗殺された父のあだ討ちのために武芸に励み、地元の熊野明神から極意を授かり、見事敵を討ったと伝わる。熊野明神には後に重信も合わせて祭られ、現在の熊野居合両神社となったという。
 市は昨年12月に格安航空会社(LCC)などの協力を得て、香港からユーチューバーらを招き、ツアーのメニューを体験してもらったところ、「早く商品化してほしい」「また来たい」などと好評だったという。
 県によると、近年の村山市の観光客数は10年前より約10万人少ない120万〜130万人程度で推移。村山地域7市の中では2013年以降、4年連続で最も少なかった。
 市は居合体験のプログラムをてこに、特産のそばや東日本最大級の東沢バラ公園などの地域資源もフル動員し、観光振興につなげる考えだ。


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2018年08月25日土曜日


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