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家庭ごみ「ワケル」分かって 転入者の増加などで仙台の資源物混入高止まり

 仙台市内で、紙やプラスチックなどの資源物が家庭ごみに混入する割合が高止まりしている。転入者の増加や分別意識の薄れなどにより、混入率は重量比40%台で推移。東日本大震災前の水準を上回っている。市は啓発キャンペーンや転入者向け説明会を通じ、分別の徹底を呼び掛けている。
 家庭ごみに混入する資源物の割合はグラフの通り。震災前に30%台だった混入率が2010年度以降は40%台で推移。14年度には、この10年で最も高い48.1%に達した。
 市環境局によると、背景には転入者の増加がある。市の人口は10年の105万から17年度は108万に増えた。市のごみ出しルールを知らない転入者も多いとみられる。
 分別意識の薄れもあるようだ。震災からの生活再建に追われ、分別にあまり意識が向かなくなったと考えられるという。
 混入する主な資源ごみの内訳は17年度、紙類25%、プラスチック類14%、缶瓶・布類8%だった。
 市は大学生向けの分別講座や、企業への出前講座などを実施。新入生や新社会人への周知に力を入れる。市民全体への啓発として、16年度から「WAKE UP(ワケアップ)!!仙台」を推進している。
 17年度の家庭ごみの総量は18万6000トンだった。市環境局の担当者は「資源物の混入率が下がれば、総量を減らすことができ、処理費用も抑えられる」と話す。


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2018年08月26日日曜日


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