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ソフトボールで新たな一歩 山元・高瀬仮設住宅用地のグラウンド復旧「日常戻ってきた」

仮設住宅用地だった町民グラウンドを主会場に行われたソフトボール大会

 東日本大震災により仮設住宅用地となった宮城県山元町高瀬の町民グラウンドが復旧し、こけら落としとなる「第18回東北シニアソフトボール親善交流宮城山元大会」が25日、始まった。26日まで同グラウンドを主会場に熱戦を繰り広げる。被災者が約6年間避難生活を送った場所が元通りになり、関係者は「日常が戻ってきた」と喜んでいる。
 青森、秋田、宮城、山形、福島各県の14チーム約300人が参加。試合開始に先立ち開会式があり、山元町ソフトボール協会会長の嶋田博美さん(68)がグラウンドが復旧した経緯を振り返り「町民は落ち着いた生活に戻ってきている。多くの支援に感謝したい」とあいさつした。
 参加者の中には、同グラウンドの仮設住宅で生活した人もいる。山元クラブの引地孝一さん(68)は沿岸部の自宅が津波で全壊し入居した。現在は亘理町で再建した自宅に住んでいるが「山元町民という意識が強いので本当にうれしい」と笑顔を見せた。
 同グラウンドは震災前、野球やソフトボールなどを行う多目的運動場として使われていた。約180戸の仮設住宅が建ち、2011年5月に入居を開始。17年9月に最後の1戸が退去した。
 プレハブ住宅を撤去し、グラウンドに舗装したアスファルトをはがして整地する復旧作業を進めてきた。


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2018年08月26日日曜日


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