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復興願い伝統つなぐ 福島・楢葉北田天満宮で8年ぶり例大祭、氏子ら七十五膳献供

神前に供える農作物を古式にのっとり社殿に運ぶ氏子総代たち

 福島県楢葉町の北田天満宮で26日、8月の例大祭があった。東京電力福島第1原発事故後の中断が続いていた。氏子たちが地元の農作物を供える七十五膳献供の神事を8年ぶりに行い、自然の恵みに感謝し、地域の復興を願った。
 住民らがナスやキュウリ、カボチャなど75点ほどを持ち寄った。白装束姿の氏子総代12人が、社務所から社殿まで約30メートルを手渡しで運んで奉納した。
 東日本大震災で損壊した社殿などの修繕が昨年夏までにほぼ完了。原発事故で避難した町民の帰町が進んだこともあり、例大祭が復活した。前日は宵祭りとして盆踊りが8年ぶりに境内であった。
 ただ、野菜の栽培を再開した世帯は少ない。氏子総代総理の山内忠良さん(80)は「久しぶりで手順を思い出しながら進めた。まだ以前のようにいかないが、伝統を子や孫の代につなぎたい」と話した。
 北田天満宮は天神岬スポーツ公園に隣接。菅原道真を祭る「学問の神様」として知られる。


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2018年08月27日月曜日


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