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<仙台空港>時間延長 騒音への懸念相次ぐ 地元市議会、振興策に不満も

県の説明に批判や要望が相次いだ名取市議会

 宮城県が仙台空港の運用時間延長を目指し、地元の名取、岩沼両市議会に方針を初めて説明した27日、議員からは「睡眠障害などの健康への影響を検討しないのか」「過去の時間延長時に約束した地域振興策も履行していない」などと批判や懸念、要望が噴き出した。
 岩沼市議会の中堅議員は、1997年に14時間半の範囲内での運用時間延長を確認した県と両市の覚書を取り上げ、県を批判。「仙台空港アクセス線の延長と言っていたが、どうなったのか」とただした。若手議員も「県は名取市側への投資ばかりだ」と追及した。
 運用時間が夜間に及ぶため、騒音対策にも質問が集中。「(市街地上空を避けて海側に向けて離着陸する)優先滑走路方式を100%実施するべきだ」(ベテラン名取市議)「騒音は日中と夜間で感じ方が全く違う。健康への影響を調べないのか」(中堅岩沼市議)との指摘が相次いだ。
 「山側から下りてくる着陸時は空港から離れた山側も、ものすごい音がする」(ベテラン名取市議)などとして、名取、岩沼の両市議会で内陸部での騒音測定局設置や調査を求める声が上がった。
 県側は「過去の覚書が実現しておらず申し訳ない。優先滑走路方式は、管制を担う国と調整したい」などと答え、運用時間の延長に理解を求めた。


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2018年08月28日火曜日


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