宮城のニュース

<仙台空港>宮城県、時間延長方針を地元2市議会に説明 24時間化も視野

 宮城県は27日、仙台空港が立地している名取、岩沼両市の市議会に、現行は午前7時半〜午後9時半の運用時間について将来の24時間化も視野に延長を目指す方針を説明した。延長が実現した場合、深夜から早朝にかけての時間帯に格安航空会社(LCC)による増便や国際貨物専用便の就航を見込んでいることを明らかにした。
 県の説明によると運用時間が早朝に2時間半、深夜に1時間半延びると旅客便はLCCを中心に1日当たり16.1便増えると見込まれる。午後11時〜午前5時も運用できれば、国際貨物定期便の新規就航も可能との見方を示した。
 運営会社の仙台国際空港(名取市)の飛行計画から推計した。24時間化が実現した場合の1日当たり便数は、現行比約40便増の155.6便と想定。2044年度の年間旅客数は15年度実績の1.8倍となる550万人、貨物量は4.2倍の2万5000トンとした。
 岩井卓也社長は「空港が24時間開いていることは悪天候対応など航空会社の安心感につながる。夜間に駐機できる環境は日中の増便を後押しする」と意義を強調した。
 県は、24時間化した場合の経済波及効果は県内で年1031億円、東北では1534億円とする試算結果を提示。住宅の防音工事などで国の補助対象となる騒音基準を超過する地点はゼロだったとする騒音予測調査の結果も示した。
 国が求める地元合意の取り付けを目指し、県は知事と名取、岩沼両市長、仙台国際空港社長による4者協議会を設ける方針。県土木部の桜井雅之部長は「地元の理解に向け引き続き分かりやすく丁寧な説明に努める」と述べた。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2018年08月28日火曜日


先頭に戻る