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障害者の手作りつなぐ 名取市役所で事業所が合同マルシェ開始 日頃の活動伝え工賃向上目指す

がんづきなどを売る加藤さん(左端)

 障害者に自主製作した物を販売する就労体験の場を提供しようと、宮城県名取市内の各就労系障害福祉サービス事業所が市役所で合同販売会を始めた。手作り商品を市民らの手に直接届けようという思いを込め、「てて・マルシェ」と名付けた。障害者の活動の周知と工賃向上にもつながるとして、利用を呼び掛けている。
 マルシェに参加するのはアタラタとスプリント、テラグラッサ、みのり園、友愛作業所、waraの6事業所。市役所1階のロビーに長机をL字形に並べ、農産物や菓子、いちごジャムなどを売る。閖上漁港のある名取らしさをと、中には漁網を材料にしたタオルやたわしもある。
 いずれの商品も各事業所の利用者が作った。市価より安い値段で提供され、収益は各事業所を通じて利用者の工賃となる。
 17日にあった2回目のマルシェには五つの事業所から5人が参加。昼食休憩中の市職員や市民らに約40品目を販売した。
 友愛作業所の加藤明美さん(53)は「いろいろな人が来る場所で売るのは楽しい」と笑顔。スプリントの佐々木ひろみさん(46)も「暑い日にマスクをしながら作ったいちごジャムが売れると、苦労した分だけうれしい」と語った。
 マルシェは毎月第3金曜の午前11時半から約2時間開かれる。次回は9月21日。


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2018年08月28日火曜日


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