秋田のニュース

<地上イージス>秋田県知事「住民には心理的でなく物理的負担だ」懸念改めて伝える

 秋田県の佐竹敬久知事は27日、陸上自衛隊新屋演習場が配備候補地となっているイージス・アショアの説明に訪れた防衛省側に「周辺には学校や福祉施設がある。(住民にとっては)心理的ではなく、物理的な負担だ」と懸念を改めて伝えた。防衛省が実施する地質や測量、電波環境の現地調査については、住宅地との間に保安距離を確保できるかどうか調べることを条件に容認する姿勢を示した。
 新屋演習場は住宅密集地に隣接し、学校も近い。佐竹知事は「この場所で恒久的なミサイル基地(を整備するの)はない」と語気を強めた。
 現地調査で適地かどうかを調べるとする防衛省側の説明に対し「それは防衛省の都合。住民にとっての適地、不適地ではない」と強調し、十分な保安距離の確保を求めた。
 新屋演習場が不適となった場合に備え、県内や周辺の国有地についても検討する姿勢を示したことに関しては「調査範囲を広げて文句の出ない場所で進めた方が早い」と述べた。
 防衛省側は説明で、来年度は造成工事に着手しない方針も明らかにした。佐竹知事は「(現状のまま)工事を強行することになったら反対運動になる」とくぎを刺した。
 同日午後には穂積志秋田市長への説明があった。穂積市長は「調査前に他に適地がないか調べるべきではないか」と求めたが、議論は平行線に終わった。
 防衛省の説明後、穂積市長は報道各社に「防衛省は最後まで譲らなかった。われわれの思いとは違う」と同省の姿勢を批判した。


関連ページ: 秋田 政治・行政

2018年08月28日火曜日


先頭に戻る