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<地上イージス>秋田に発射装置3基 防衛省、全体構想初めて提示

イージス・アショアの候補地となっている秋田市の陸上自衛隊新屋演習場。上方は市街地=7月

 秋田市の陸上自衛隊新屋演習場が候補地となっている地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を巡り、防衛省の深沢雅貴大臣官房審議官は27日、秋田県庁を訪れ、佐竹敬久知事に配備計画の全体構想を初めて示した。防衛省側は周辺の住宅地との間に緩衝地帯を設けるなど保安距離を確保すると説明したが、佐竹知事は「十分な保安距離が取れないなら候補地として不適だ」と反発した。

 防衛省側が示した計画によると、レーダーと指揮統制所、迎撃ミサイルの垂直発射装置3基などを新屋演習場に配置。垂直発射装置は1基でミサイル8発を発射できる。破壊工作から防護するためレーダーと垂直発射装置の周囲を壁で囲む。
 現地調査で新屋演習場が不適となった場合、防衛省側は秋田県内や県外を含めた周辺の国有地への配備も検討すると言及。防衛省所管外の国有地も対象とすると伝えた。
 深沢氏は「住民の不安や疑問に答えるためにも現地調査は必要だ。他の国有地の検討と併せて年度末までに報告したい」と理解を求めた。
 イージス・アショアの装備品取得費や基本設計費に関し、国の2019年度予算の概算要求に2352億円を盛り込む方針も明らかにした。
 全体構想の説明は、防衛省による現地調査を受け入れる条件として佐竹知事が求めていた。防衛省は新屋演習場と陸上自衛隊むつみ演習場(山口県萩市、阿武町)の2カ所を候補地に挙げ、山口でも26日から3回目の説明会を行っている。


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2018年08月28日火曜日


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