宮城のニュース

<仙台地裁切り付け>被告「この国の司法制度信用しない」 裁判官らの質問に「黙秘」

 「この国の司法制度を信用していない」。仙台地裁で昨年6月に起きた刃物切り付け事件の裁判員裁判公判が29日、同地裁であり、殺人未遂などの罪に問われた山形市鉄砲町1丁目、無職淀川聖司被告(31)は被告人質問でこう「宣言」し、検察官と裁判官からの質問を、ほぼ全て無視した。
 被告は「今まで(検察官や裁判官の)質問に答えて良いことは一つもなかった」と述べ、両者の質問に「黙秘する」と繰り返した。
 その後の弁護人からの質問には積極的に応じ、事件のきっかけとなった宮城県迷惑防止条例違反(盗撮)の罪での実刑判決について「(当時の)弁護人と検察官、裁判官が結託した結果」「日本の司法は腐っている。裁判所が嫌いだ」などと不満をぶちまけた。
 裁判員からの「相談できる友人はいなかったのか」「謝罪の気持ちは」などの一部質問にも応じ、「友人はいない」「被害者には申し訳ない思いで、心苦しい」などと供述した。
 起訴状によると、被告は昨年6月16日、同条例違反事件の判決宣告中に切り出しナイフ2本を傍聴人らに示し、取り押さえようとした警察官2人の顔や背中を切り付け、裁判所の業務を妨げるなどしたとされる。


関連ページ: 宮城 社会

2018年08月30日木曜日


先頭に戻る