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<台風10号豪雨2年>岩手・岩泉の復旧率4割 人手や資材の不足続く

被災者が暮らす岩泉町の岩泉中野仮設団地

 台風10号豪雨で最も大きな被害を受けた岩手県岩泉町は随所に豪雨の爪痕を残しつつ、復興作業も加速する。町復興課は「全体の復旧率は4割ほど」と見積もり、2020年度までに全復旧事業を終える方針だ。
 町の被害額は17年度末現在で330億円に上る。住宅被害は全壊453戸、大規模半壊236戸、半壊255戸。133世帯243人が仮設住宅での暮らしを続けている。
 災害公営住宅66戸と住宅移転用宅地15区画は、9月中には全地区で工事に着手する。公営住宅は岩泉地区上町団地12戸を皮切りに19年2月から順次入居可能となる見込みだ。
 河川に沿って立ち並ぶ家々が利用する「生活橋」は190カ所のうち73カ所が流失。再建には計5億円以上の費用が見込まれる。町は1000万円を上限に9割を補助する制度を設けており、3カ所で整備を終えた。
 約180ヘクタールが被災した農地も約174ヘクタールで作付けが可能になった。
 町復興課の佐々木真課長は「人手や資材の不足は続くが、県と連携して作業を急ぎたい」と語る。岩泉中野仮設団地に住む佐々木エミさん(76)は「気付いたら2年がたっていたという感じ。早く町にかつてのにぎわいが戻ってほしい」と話した。


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2018年08月30日木曜日


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