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<金足農>秋田市民の熱い思い、水道使用量にくっきり 攻守交代時やグラウンド整備中、試合後に急増

【金足農3―2近江】9回裏金足農無死満塁、斎藤のスクイズで三走高橋に続いて二走菊地彪(右)が生還し、逆転サヨナラ勝ち(高橋諒撮影)=2018年8月18日、甲子園

 全国高校野球選手権大会で快進撃を続けた金足農(秋田市)の試合があった日に、秋田市内の家庭の水道使用量が通常より大幅に増減する現象が起こっていたことが、市上下水道局の調査で分かった。

 試合を実況中継するテレビにくぎ付けになるあまり、トイレに行くタイミングなどがグラウンド整備中や試合終了後と重なったとみられる。金足農ナインへの市民の熱い思いが意外なところで実証された形だ。
 大阪桐蔭(北大阪)との決勝戦があった21日は、秋田市の最高気温が35.5度の猛暑日だった。やはり34.6度と猛暑日に迫った8日と水道使用量を比べてみると、その現象が端的に浮かび上がる。
 市上下水道局によると、21日は水道使用量が毎時3000立方メートル前後と8日を下回って推移したが、試合中は攻守交代時に急増する傾向が続いた。閉会式終了後の午後5時6分から約10分間は、毎時6300立方メートルまで急上昇した。
 18日の準々決勝の近江(滋賀)戦の試合中は、気温が似通う6月24日を下回ったまま横ばい傾向が続いた。九回裏に逆転サヨナラの2点スクイズを決めた午後6時前は毎時約3000立方メートルまで下がり、6時すぎには毎時6500立方メートルまで一気に増えた。
 20日の準決勝の日大三(西東京)戦は五回裏終了後のグラウンド整備中に使用量が大幅に増えるなど、金足農ナインがプレーしていない時間帯に水道の利用が集中した。
 市上下水道局の担当者は「一般的に大きなスポーツイベントなどの際に同様の傾向が見られるが、秋田市内では前例がない。市民が金足農に熱い視線を送った証拠ではないか」とみる。


2018年08月30日木曜日


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