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<酒田・消防士自殺>調査票、第三者委が破棄 遺族が開示要求

 酒田地区広域行政組合消防本部の男性消防士=当時(20)=が2014年に自殺し、パワハラが原因と認定された問題で、組合から事実関係の調査を委嘱された第三者委員会が職員を対象に実施した調査票を破棄していたことが29日、分かった。
 調査報告書によると、調査票は昨年2〜3月に職員計201人から各5分程度の聞き取りをする前に、パワハラを見聞きしたかなどについて記入してもらった。委員長だった弁護士によると、昨年3月に報告書を組合に提出した後の翌4月ごろ、破棄したという。
 第三者委は最初の聞き取りで詳細調査が必要とされた23人にさらに各40〜90分の聞き取りを実施し、パワハラが存在したと結論付けた。
 調査票は遺族が開示を求めてきた経緯があり、遺族は「廃棄するに至った事実関係を明らかにしてほしい」と話している。
 弁護士は「回答者の意向で開示には応じられないとしても、断りなしに破棄した責任はある」と認める一方、「詳細調査の記録は残しており、真実発見の面では迷惑は掛けていない」と説明している。
 第三者委の事務局を担った組合は「破棄されたかどうかは認識していない。第三者委の判断であり、意見を述べる立場ではない」と言う。


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2018年08月30日木曜日


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