宮城のニュース

初秋の便り ノリの種付け本格開始 震災前の8割生産見込む 石巻・渡波

ノリの種付け作業に精を出す生産者ら=30日午前7時20分ごろ、石巻市
水車を回し網にノリの胞子を付着させる生産者ら=30日午前7時20分ごろ、石巻市

 宮城県石巻市渡波で30日、初秋の風物詩、ノリの種付けが本格的に始まった。
 宮城県漁協石巻湾支所の生産者ら約60人が万石浦鮮かき工場の敷地内で作業した。網を巻き付けた直径2.2メートルの水車10台を用意。胞子の入ったプールに網を浸し、回転させて種を付けた。
 9月10日ごろまで約3万枚の網に種付けし、同20日ごろに松島湾に移して育苗。10月に石巻湾に移入して成育させ、11月上旬の収穫開始を目指す。
 丹野一雄支所運営委員長(70)は「暑い日が続いたが、ようやく気温が落ち着いて例年通り作業ができそうだ。台風の発生が多く心配だが、おいしいノリを作りたい」と話した。
 同支所は東日本大震災前の2009年に約7200万枚のノリを生産。震災で落ち込んだが、昨年は震災前の8割に当たる約5700万枚まで回復した。今年も同程度の生産を見込む。


関連ページ: 宮城 社会

2018年08月31日金曜日


先頭に戻る