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<台風10号豪雨2年>岩手県、洪水時のみ作動する新型水位計設置 県内の河川に順次配置、監視強化

危機管理型水位計の設置作業。超音波センサーで水位を計測する=30日、岩泉町の小本川

 岩手県は30日、台風10号豪雨で氾濫した岩泉町の小本(おもと)川に、洪水発生時のみ作動する「危機管理型水位計」を設置した。県内250河川に計約300台を順次設置し、監視を強化する。
 今回設置したのは、9人が犠牲になった高齢者グループホーム「楽ん楽ん」の跡地近くに架かる「ふれあい橋」。水位が75センチに達すると自動で観測を開始し、10分ごとにデータを送信する。
 観測した水位情報は国土交通省と自治体が共同運営するウェブサイトで、9月上旬から誰でも閲覧できるようになる。
 県河川課の杣(そま)亨総括課長は「生活圏に隣接するほぼ全ての県管理河川で監視態勢が整う。データを迅速な避難行動に役立ててほしい」と話した。
 危機管理型水位計の開発は、台風10号豪雨などを教訓に国交省が主導した。本体価格は1台100万円以下で、水位を常時観測する従来型(約1000万円)に比べて初期費用を大幅に抑制できる。東北では本年度、6県に約1000台が設置される予定だ。


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2018年08月31日金曜日


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