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<台風10号豪雨2年>災害に強い町、誓う 岩手・岩泉で慰霊式

岩泉町主催の慰霊式で祭壇に献花して犠牲者を悼む参列者=30日午後2時45分ごろ

 岩手県内だけで関連死を含め26人が犠牲となり、今も1人が行方不明になっている2016年の台風10号豪雨から30日で2年を迎えた。24人が亡くなった岩手県岩泉町では町主催の追悼慰霊式が営まれ、犠牲者の冥福を祈った。
 町民会館での慰霊式には、遺族20人をはじめ280人が参列。中居健一町長は「自然のすさまじい力で多くを失ったが、これからも自然と共存し、町民一丸で災害に屈しない強い町をつくる」と復興を誓った。
 町にある高齢者グループホーム「楽(ら)ん楽(ら)ん」では入所者9人が犠牲になった。兄繁喜さん=当時(77)=を亡くした町職員千葉利光さん(61)は「あっという間の2年だった。全国の施設は楽ん楽んの教訓を生かしてほしい」と話した。
 台風10号は、観測史上初めて東北の太平洋岸に直接上陸した。岩手県では河川の氾濫で沿岸部を中心に4550戸が被災し、今も144世帯が仮設住宅に入居している。県の被害総額は1428億7000万円で、大雨災害では過去最大。
 北海道でも2人が死亡、2人が行方不明になっている。


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2018年08月31日金曜日


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