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帰宅困難者、駅から避難誘導 JR仙台駅周辺で災害訓練

高齢者や車いすの利用者らを想定して行われた訓練

 大規模災害時に帰宅困難者がJR仙台駅周辺に押し寄せる事態に備えようと、仙台市やJR東日本などでつくる帰宅困難者対策連絡協議会は31日、同駅から一時滞在場所への誘導訓練を行った。車いす利用者や体が不自由な高齢者を想定し、初めて取り組んだ。
 学生のボランティアや事業者ら約450人が参加した。最大震度6強の地震でJRと市地下鉄が運行できず、駅周辺に帰宅困難者が殺到する状況を想定。駅東西に設けた緊急避難場所に集まり安全確認をした後、商業施設やビルなど一時滞在場所4カ所に移動した。
 駅東口の東北福祉大東口キャンパスには約100人が避難した。腹部に重りを着けた妊婦役やゴーグルやサポーターを着けた高齢者役らは周囲の介添えを受け、段差や障害物に注意を払いながら移動した。
 妊婦役で参加した東北福祉大3年の仙台春海(はるな)さん(20)は「今回はエレベーターが使えたが、停電になった場合、駅は階段が多いので妊婦さんは大変になると実感した」と話した。
 東日本大震災では、多くの帰宅困難者が指定避難所の学校に押し寄せるなどして混乱した。市はこれまでに仙台駅周辺で、一時滞在場所24カ所計1万1300人分を確保した。


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2018年09月01日土曜日


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