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<虎屋横丁アーチ看板>長年酔客を迎えた街のシンボル…「名残惜しい」の声相次ぐ

撤去される虎屋横丁のアーチ看板。歓楽街を訪れる人々を迎えてきた

 仙台市青葉区の虎屋横丁のアーチ看板は、歓楽街と一番町四丁目商店街を結ぶ路上にある。長年にわたって酔客を迎えてきた看板の撤去決定に、地域からは惜しむ声も出ている。
 看板は大手酒類会社の所有。地元建築会社が管理を担う。屋外広告物として3年ごとに建築士に安全性を確認してもらった上で、市に許可申請して設置してきた。
 更新申請のため6〜7月に実施した調査で、看板の文字部分の底に穴が開いていることが判明。支柱の根元部分にも重度のさびが見つかった。強風や地震の際に看板が落下したり、支柱が倒壊したりする恐れがあるとして、建築会社は申請を見送った。
 地元の商店や飲食店でつくる虎屋横丁稲荷小路親交会も8月、撤去に同意した。新たな看板を設置するかどうかは結論が出ていない。
 繁華街の利用者や地域住民からは「名残惜しい」との声が相次ぐ。近隣の青果店で働く男性(37)は「飲みに行く時は虎横をいつも通っていた。看板がなくなるのは寂しい」と話す。
 親交会の中嶋寛会長(71)は「看板を再び作りたい思いはある」と意欲を見せる。設置の方向となった場合、費用確保のため、スポンサーが広告を出せるようなデザインにすることなどを検討しているという。


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2018年09月01日土曜日


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