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<仙台地裁切り付け>被告に懲役16年求刑 「公開法廷の原則脅かす」仙台地裁公判

 仙台地裁で昨年6月に起きた刃物切り付け事件で、殺人未遂や威力業務妨害などの罪に問われた山形市鉄砲町1丁目、無職淀川聖司被告(31)の裁判員裁判論告求刑公判が31日、同地裁であり、検察側は懲役16年を求刑した。判決は6日。
 論告で検察側は「刃物は逃走の邪魔になる人に向けられ、人が死ぬ危険を十分認識していた」と強調。事前に庁舎外への逃走ルートを下見していたとする捜査段階の供述などを挙げて計画性を指摘し、完全責任能力があるとした。
 事件を受け、各地の裁判所で来庁者への所持品検査が導入された点にも言及。「憲法が保障する公開法廷の原則すら脅かす非常に悪質な犯行だ」と指弾した。
 弁護側は最終弁論で「刃物は威嚇用で、幻聴にとらわれた異常行動だった」と改めて心神耗弱を主張。事件を深く反省しているとして、情状酌量を求めた。
 起訴状によると被告は昨年6月16日、宮城県迷惑防止条例違反(盗撮)の罪での実刑判決宣告中に切り出しナイフ2本を傍聴人らに示し、取り押さえようとした警察官2人の顔や背中を切り付け、裁判所の業務を妨げるなどしたとされる。


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2018年09月01日土曜日


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