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<富谷・黒川ウイーク>神楽、新興住宅街に芽吹く 移住者らが「杜乃七頭舞」設立

神楽の練習に励む「杜乃七頭舞」のメンバー

 企業進出に伴う移住者が多い大和町杜の丘地区の住民らが、新興住宅街に新たな芸能文化を育もうと、神楽グループ「杜乃七頭舞(もりのななづまい)」を設立し活動している。10月に町内で開かれる「まほろば音楽祭」に向けて、メンバーは熱の入った練習に励んでいる。
 メンバーは県外から移り住んだ人ら21人で、幼稚園児や小学生など12人の子どもたちが中心になって踊る。2017年5月の設立後、毎週末の夜に同町南部コミュニティセンターに集まり練習を重ねてきた。
 7年前に相模原市から移り住んだ代表の江成友海さん(32)は「地区を巣立つ子どもたちが帰省したときに、おはやしを聞いたら自然と踊り出してしまうような芸能にしたい」と語る。
 移住者仲間の一人に岩手県出身の神楽経験者がいたことから、とんとん拍子でグループ設立が決まった。踊りは太刀やなぎなたなど7種類の道具を持って踊る岩手県岩泉町の七頭舞を取り入れた。グループの名前は町のシンボル七ツ森の「七」にかけ、地域に根付きたいとの思いを込めた。
 8月25日夜の練習では、烏帽子(えぼし)姿の子どもたちが「ヨイコラサッサ」「ソーレ」など掛け声を上げながら、大きく手を広げ足を踏み出すなどして汗を流した。小野小4年の中島弘汰朗君(10)は「おはやしに合わせて踊るのが面白い」と笑顔を見せた。
 神楽団体としての活動は始まったばかり。江成さんは「10月のまほろば音楽祭が今の目標。町内の人たちに勇壮な踊りを見てもらいたい」と話す。


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2018年09月01日土曜日


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