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<富谷・黒川ウイーク>撮ラベル/富谷・仙台箪笥 誇りを胸に伝統磨く

海外から注文を受けて製作中の仙台箪笥。増野さんの木工の技は高く評価されている=富谷市穀田

 「シャー、シャー、シャー」とリズミカルな音が富谷市の工房に響く。仙台箪笥(たんす)職人増野繁治さん(60)が操るカンナは、耳に心地いい音楽を奏でる。
 豪華な装飾金具で知られる仙台箪笥は、木工と金工、漆工の三つの技の結晶。県内で数人しかいない伝統工芸士が手掛ける。材料は県産のケヤキやナラ、モミジなどのムク材で、合板は一切使わない。
 増野さんは高校卒業後、「立派な金具の仙台箪笥を作りたい」と仙台市内の家具製造店に就職。25歳で独立し、当時の富谷町に工房を構えた。
 「家具職人としての誇りを大切にしたい」と増野さん。熟練の技で作業に打ち込むうち、額に汗が浮かんできた。


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2018年09月01日土曜日


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