山形のニュース

<山形大雨>今度は排水ポンプ動いたのに…戸沢村・蔵岡地区、2度目の浸水 性能や運用に疑問の声

 浸水被害に見舞われた山形県戸沢村の蔵岡地区は8月5〜6日の大雨で、内水被害対策の排水ポンプが稼働せず、地区内約85戸の8割が浸水したばかり。今回ポンプは稼働したものの、地区の東側を流れる角間沢川の増水に対応しきれなかった。住民からはポンプの性能や運用法を疑問視する声が上がっている。
 東北地方整備局新庄河川事務所によると、最上川の水位が上がった31日午前6時25分ごろ、操作員が角間沢川の水が流れにくくなっているのを確認した上でポンプを稼働。さらに国土交通省の排水ポンプ車5台と最上広域消防本部のポンプ車3台も駆け付け、午前6時15分ごろから作業に当たったが、排水が追い付かず再び広い範囲が浸水した。
 降り始めからの24時間雨量は165ミリで、前回366ミリの約半分。住民男性は「ポンプが動いてもこんなに浸水するのか。もっと早く稼働させるべきだったのでは」と指摘。別の男性も「まさか1カ月に2度も冠水するとは。このままでは不安だ」と訴えた。
 新庄河川事務所の後藤浩志技術副所長は「ポンプの稼働手順は適切だった。手は尽くしたが、追い付かなかった」と説明した。
 同地区のゲートポンプは今年1月、最上川の増水時に滞留する角間沢川の水を排出するため、新庄河川事務所が新設。前回大雨では停電のため稼働せず、被害拡大につながったとされている。


関連ページ: 山形 社会

2018年09月01日土曜日


先頭に戻る