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<震災遺構>石巻・旧門脇小保存設計案説明会 観察棟や展示一部変更

震災遺構として残す旧門脇小の基本設計案が示された住民説明会

 東日本大震災の遺構として保存する宮城県石巻市の旧門脇小の基本設計案を住民に示す説明会が1日、市役所であった。鉄筋コンクリート3階の校舎隣に新設する観察棟の位置を一部見直すことなどが報告された。
 市が主催し、約20人が出席した。設計を請け負った共同企業体の担当者が、校舎は両端を解体して中央部分を残し、体育館などを使って震災の記憶を伝える展示計画を説明した。
 観察棟は校舎の耐震補強のために、東側の解体した断面から校舎内を見学する従来の方針を変更。校舎裏の北側に観察棟を設け、窓越しに教室内を見られるようにする。解体した校舎の東西の両端には耐震用の壁を設置するという。
 震災の夜を再現するコーナーは6、7月のワークショップで異論が上がり、名称を「あの日の星空」から「考える空間」に修正。星空にこだわらず、震災を振り返る空間づくりを目指す。
 出席者は「団体が来てもトイレは足りるのか」「校舎の西側も見せられるようにしてほしい」などの質問や要望を出した。
 市は今回の意見を踏まえて今月中にも基本設計を策定する方針。年度内をめどに実施設計をまとめ、2019年度の完成を目指す。


2018年09月02日日曜日


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