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<東日本大震災>花壇作りで孤立解消 災害公営住宅に彩り 宮城・石巻

アサガオを観賞しながら会話を楽しむ住民たち

 東日本大震災の被災者が暮らす宮城県石巻市あゆみ野の新西前沼第2災害公営住宅(120戸)で、住民有志が花壇作りに励んでいる。災害公営住宅は仮設住宅に比べて近所付き合いが薄れがちで、住民の孤立が課題と言われる。花の世話をきっかけに高齢者らが外に出る機会が増え、コミュニティー形成に一役買っている。
 同住宅は2016年3月に完成。駐車場脇に整備された植木が生育不良で枯れてしまったため、住民有志が今年4月ごろから季節の花を植え始めた。
 現在は約15人が参加。それぞれ自分が植えた花にじょうろで水をあげ、大切に育てている。7月ごろからアサガオやマリーゴールドが花を咲かせ、ヒマワリやペチュニアも見頃を迎えている。
 主婦佐藤国子さん(75)は「自分で手を掛けて育てるからすごくかわいい。花を見るのが毎日の楽しみで、元気の源になっている」と声を弾ませる。
 住民組織「団地会」の荻原哲郎会長(80)は「あまり外に出てこなかった住民も参加し、日々の交流が生まれている。見た目もきれいになり、やって良かった」と話す。


2018年09月02日日曜日


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