宮城のニュース

<ベガルタ>主導権譲らず 野津田復帰 ボールを支配

仙台−清水 試合終了間際、仙台・石原(左)が勝ち越しゴールを決め、梁勇基(中央)、中野と喜ぶ(小林一成撮影)

 仙台がボールを支配して勝った。野津田の復帰はやはり大きかった。
 後半ロスタイム、石原が勝ち越し点を挙げた場面。蜂須賀の右クロスを頭で折り返した中野は逆サイドで完全にフリーだった。実質的な5バックで引き分けを狙っていた清水のマークは外れ、足が止まっていた。
 後半10分に追い付かれて以降、ほぼ一方的にボールを持ち、決定機はなくてもボディーブローのように相手を徐々に追い詰めた。8月29日の横浜M戦に続くアウェー戦と過密日程だった清水の集中力と体力を削り続け、最後に実を結んだ。
 5月20日以来のリーグ戦となった野津田は「あれだけボールと相手を動かせば、少しずつダメージになると思った」と振り返る。
 前半は流れの中から好機を見いだせなかった。シャドーストライカーはDFラインの前で、ウイングバックは逆サイドで度々空いたが、有効に使えなかった。
 後半、「徐々に慣らしていた体が戻ってきた」と言う野津田の走行範囲が広がり、パスがつながった。中野も「ガク(野津田)がいると、サイドを崩してからのクロスやサイドチェンジで揺さぶれた」と、野津田復活の効果を実感する。
 後半もボールを持ちながら決定機は訪れず、「焦りがあった」(野津田)。勝ち点3を逃す寸前だったが、この日は勝負強かった。西村が離れても仙台には野津田がいる。(佐藤夏樹)


2018年09月02日日曜日


先頭に戻る