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<戊辰戦争150年>仙台藩激戦の地「旗巻峠」で犠牲者しのぶ

戊辰戦争の戦死者をしのび、石碑に花を手向ける塩沼さん(中央右)ら

 戊辰戦争で仙台藩と新政府軍が激しい戦いを繰り広げた宮城県丸森町大内と福島県相馬市を結ぶ旗巻(はたまき)峠で2日、戊辰戦争150年祭が開かれた。旗巻古戦場公園(丸森町)の追悼式に約80人が参列。元仙台藩士が建立した石碑に花を手向け、犠牲者をしのんだ。
 大内地区の住民でつくる実行委員会が、120年祭から30年ぶりに企画した。曽祖父が戊辰戦争で戦死した塩沼俊美実行委員長(85)は「江戸城開城で倒幕の目的は果たされたのに、恨みつらみで続けられた戊辰戦争は正当化できない。多くの人が慰霊してくれ、胸を打たれた」と話した。
 仙台藩の戊辰戦争について調べている仙台市泉区の郷土史家木村紀夫さんが、同町の青葉コミュニティセンターで講演。「仙台藩は会津への恩義があり、朝廷を悪用した薩長のやり方が許せず、形成が悪くても義を貫いた。旗巻峠は仙台藩にとって背水の陣だった」と強調した。
 旗巻峠では1868年9月10日、仙台藩士ら約1200人が新政府軍を迎え撃ったが敗北し、仙台藩士46人が戦死した。


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2018年09月03日月曜日


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