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ショーウインドーに登米の魅力 国文化財の商家を大学生が演出へ

東北工大の学生がデザインする予定の海老喜旧店舗のショーウインドー
ショーウインドーの活用方法などを提案する東北工大の学生(中央)=8月8日

 国有形文化財に登録されている宮城県登米市登米町の商家「海老喜(えびき)」旧店舗のショーウインドーを、東北工大(仙台市太白区)の学生らが新たにデザインすることになった。海老喜は明治期の歴史的建造物が多い観光地「みやぎの明治村」の玄関口にあるため、ランドマークとしての役割が期待されている。
 8月8日に現地で提案会があり、同大工学部建築学科の建築史、建築設計、保存再生を専攻する3研究室の学生や市、観光関係者ら40人が参加。学生3人が景観保存や観光誘客の視点を踏まえた提案を行った。
 旧店舗のショーウインドーは高さ2メートル、幅4メートル。提案を検討した結果、(1)地区のイベントや季節の行事を伝える(2)まち歩きの拠点の役割を持たせる(3)城下町の景観を描いたびょうぶを飾る(4)ライトアップする−などのアイデアが採用された。
 同大は秋にも制作を開始し、来年2月中にもディスプレーを完成させる。
 海老喜代表の海老名康和さん(53)は「昔の姿をなくさず周辺環境とも調和した学生ならではのアイデアが出てきてうれしい。登録有形文化財の建物を活用しながらまちの魅力向上につなげていきたい」と話す。
 海老喜は1833年創業のみそ・しょうゆ醸造の老舗。今年5月、旧店舗と土蔵など計8棟が文化庁から国有形文化財に登録された。土蔵は現在も仕込み蔵として使っているほか、資料館などとして活用している。


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2018年09月04日火曜日


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