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連携で安全安心 仙台南署と3郵便局「見守り隊」結成

ステッカーを貼った郵便局の配達用バイク=仙台南署

 仙台南署は管内の3郵便局と「安全安心見守り隊」を結成した。仙台市太白、若林両区を受け持つ南署管内は、宮城県内で最も刑法犯の発生件数が多い。管内を日々隅々まで回り、地元の地理などに精通している郵便局員との連携を強め、事件事故の摘発と抑止を図りたい考えだ。

 見守り隊は太白区の新仙台、仙台南両郵便局と若林区の若林郵便局で配達などを担う外務員ら計約430人で構成。特殊詐欺防止に向けた高齢者への声掛けのほか、女性・子どもに関わる不審者事案の発生時に目撃情報を寄せてもらうといった役割が期待される。
 発足に当たり、南署は仙台南地区防犯協会連合会などと共に、配達用バイクの赤い車体に映える黄色のステッカー200枚を作成。南署で8月30日にあった交付式で3郵便局の代表者に手渡した。
 南署管内の今年の刑法犯認知件数は7月末現在、前年同期比97件増の1355件と県内24署で最多。特に空き巣は77件増の120件と深刻な状況だ。一方、県内全体の刑法犯認知件数は649件減の7994件で、南署を除く仙台市内4署も減少。南署の増加傾向が際立つ。
 木村光弘生活安全課長は「郵便局員との連携を周知して地域に安心感を与え、犯罪の抑止につなげたい」と話す。
 見守り隊のように、日常業務をしながら防犯活動にも取り組む「ながら見守り」は、5月に新潟市で起きた女児殺害事件を受けて政府が策定した「登下校防犯プラン」でも、柱の一つに位置付けられた。
 新仙台郵便局の高野陽一総務部長は「子どもに関わる犯罪には当然、意識して取り組む。ステッカーで目を光らせていることをアピールし、けん制効果を上げたい」と意気込む。


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2018年09月04日火曜日


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