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<福島第1原発>トリチウム水処分法巡り賛否意見

 東京電力福島第1原発の廃炉作業の状況を確認する福島県の廃炉安全確保県民会議が3日、福島市であり、第1原発敷地内にたまり続ける放射性物質トリチウムを含む水の処分方法を巡り、委員から賛否双方の意見が出た。
 会議には原発事故で避難指示が出た自治体の住民ら委員17人が出席。トリチウム水については、資源エネルギー庁の担当者が8月30、31日の処分方法に関する公聴会の結果を説明した。
 複数の委員が「海洋放出は漁業者には許せないこと」「本当に安全か分からず不安」などと話した。別の委員は海洋放出に賛成し、「他の原発では希釈して放出している。タンクにため続けることにではなく、廃炉作業に精力を使った方がいい」と語った。
 議長の兼本茂会津大名誉教授は「科学的な安全性について基礎からきちんと説明してほしい。また一人一人が違う不安を抱えていることを理解してほしい」と東電に要望した。
 公聴会については、内堀雅雄知事も同日の定例記者会見で「こうした検討を続けていくことが重要だ」と指摘。海洋放出への反対意見が多かったことを踏まえ、「国、東電は声を受け止め、環境や風評への影響について議論と説明を尽くしながら慎重に進めてほしい」と述べた。


2018年09月04日火曜日


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