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<山形大アカハラ自殺>両親の相談受けた工学部長「大学はそんなもの」積極対応しなかった姿浮き彫り

 指導教員の助教からアカデミックハラスメント(アカハラ)を受けた山形大工学部の男子学生が2015年11月に自殺した問題で、飯塚博工学部長は心配して相談してきた学生の両親に「大学はそんなもの」と答えていた。アカハラを巡っても積極対応しなかった姿が浮き彫りになった。
 大学が設置した第三者調査委員会の報告書などによると、飯塚学部長は15年6月の工学部後援会総会の懇親会で、男子学生の両親から「息子の帰宅時間が遅い。研究室の管理はどうなっているのか」と相談を受けた。飯塚学部長は「大学はそんなもの」と答えただけで、学生の相談相手に指定されている教員や学部内のハラスメント担当者に内容を伝えなかった。
 両親は15年5月と10月にも、他の教員2人にそれぞれ「助教から度々、人格を否定されるような発言を受けている」「息子をつぶそうとしているのか」などと相談したが、情報は共有されなかった。
 両親は昨年5月、大学と助教に損害賠償を求める訴えを起こし、現在、山形地裁で係争中。


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2018年09月05日水曜日


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